6月は一般的には祝日もなく、退屈な月というイメージが付きがちですが、株式投資をしている人にとっては配当金が多く入る月になるため、割と楽しみになります。
また、人によっては勤務先からボーナスが入る月でもあるため、資金的には潤いやすい月になるかもしれませんね。
さて、そんな6月の配当金実績を見ていこうと思います。
6月の実績は463.93ドル
6月の配当金収入は463.93ドル、日本円にして72,903円でした。
ここから外国税額を控除して65,617円、国内税を控除した残りは52,999円です。
はて、思ったよりは入金額が多くないような…?
なお、この中にはNISAで買っているVYMの計算を含めています。NISA枠で購入した海外ETFは、外国税は課税されますが、その残りに対する国内税が免除となります。
NISA枠のVYMから受け取った配当の手残りは上記のうち3,507円です。
前年以前の同月の実績は以下のとおりです。前年に比べると、配当金額的には大幅に低下してしまっているようです。
暦年 | 配当金 | 前年比 |
2024年 | 463.93ドル | -186.32 |
2023年 | 623.25ドル | +55.86 |
2022年 | 567.39ドル | +185.6 |
2021年 | 381.79ドル | - |
低下した要因については次の項で触れていきます。
また、6月には日本株からも配当を受け取っており、その額は60,280円になりました。
合算すると、6月の配当金収入の合計は133,183円です。
6月の配当銘柄
6月の配当金を出してくれた銘柄は以下のとおりです。
- VISA
- ジョンソンエンドジョンソン
- マイクロソフト
- エクソンモービル
- ハンティントン・インガルス・インダストリーズ
- スリーエム
- SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF(SPYD)
- バンガード米国高配当株式ETF(VYM)
- バンガード米国トータル債券市場ETF(BND)
- JPモルガン・米国株式・プレミアム・インカムETF(JEPI)
いつもは6月にロッキードマーティンからの入金もあるのですが、どうやら今回は入ってなかったようです。LMTから入金があれば、110ドルくらい上乗せがある見込みです。
また、先月2回入金のあったQYLDからも入金が来ておりません。これもまた仕方がないことですね。
そして、スリーエムは少し前にスピンオフを行ったうえで約半分の減配をしてしまいました。これによって60ドル程度配当が低下したことになります。
この三つが入金額の減った要因とみて間違いないでしょう。
もっとも、入金が遅れている分は翌月には来るはずですから、そこまで慌てる必要はありません。
規模のチカラ
高配当株投資を始めて5年ほど経過しました。
途中にはコロナショックなどもあり、大きな変動を経験しながらここまで来たわけですが、運用金額が増えるにつれて実感できたことがあります。
それは、投資額に対し毎回投入する資金が与える影響度の変化です。
投資額が低いうちは投入資金の影響が大きいですが、投資額が大きくなってくると、その影響がどんどん小さくなっていきます。
例えば、毎月5万円を投資に回しているケースで考えてみましょう。
投資金額が10万円規模の場合、5万円は全体の50%に相当します。
投資金額が100万円規模になった場合、5万円は全体の5%に相当します。
投資金額が1000万円規模になった場合、5万円は全体の0.5%に相当します。
毎月同じ額を入れていても、金額によってこのように影響度は変わってくるものです。
そして、投資に回したお金は日々変動します。
1%の変動によって、10万円なら1000円、100万円なら1万円、1000万円なら10万円上下するのです。
何だぁ?
つまり少額の投資なんか無意味だとでも言いたいのか?
・・・という声が聞こえてきそうですが、そういうことが言いたいのではありません。
私が言いたいのは、「とにかく積み上げを続けていくべき」ということです。
最初のころは増える金額も大したことはないので、投資による効果を疑ってしまいがちですが、それでもとにかく続けていきましょう。上のとおり、初期に投入した資金の影響力は大きいです。
気づくと、自分が投入する金額以上の上下が発生するくらいになってきます。
そのくらいに規模が大きくなってくると、あとは雪だるま式に金額が増えていくようになります。
もちろん、時期や銘柄によっては低迷することもあります。
優良なインデックスファンドに長期投資した場合の一般論と思ってください。
資産の増加が加速度的になってくれば、あとは必要な時に取り崩したり、配当の恩恵を受けたりと、資産の使用にも裁量を持つことができるようになってくるのです。
ただし、人によってリスク許容度は違ってきますし、お金の上下によって持つ感情も異なります。そして、投資はあくまで自己責任であることは変わりません。
自分が許容できるリスクの範囲内で、とにかく積み上げを続けていきましょう。
今回の所はこの辺で。
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