5月のマーケットは、トランプ政権の新たな関税政策発表など波乱要素が多い月となりました。
株式市場も一時は大きく揺れましたが、AI関連株を中心にハイテクセクターが好決算で相場をけん引し、月末には持ち直す展開に。
そんな中でも、着実に配当を積み上げる高配当株投資のありがたみを改めて実感できた一か月となりました。
5月の配当金は503.05ドル
今月の受取配当金は以下のとおりです。
項目 | 金額 |
---|---|
ドル建て受取額 | $503.05 |
日本円換算(概算) | ¥71,827 |
外国税控除後 | ¥65,168 |
国内税控除後(最終受取額) | ¥51,929 |
同月の過去実績は以下のとおりです。
暦年 | 配当金 | 前年比 |
2025年 | 503.05ドル | +39.45 |
2024年 | 463.60ドル | +63.07 |
2023年 | 400.53ドル | +148.07 |
2022年 | 252.46ドル | -17.27 |
2021年 | 269.73ドル | – |
となりました。前年同月から見るとドルベースでも円ベースでも増加し、じわじわと受取額が育ってきているのが嬉しいところです。
5月に配当金を受け取った銘柄
5月に配当を出してくれた銘柄は以下の通りです。
- アルトリア・グループ(MO)
- JPモルガン(JPM)
- AT&T(T)
- ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)
- アップル(AAPL)
- プロクター・アンド・ギャンブル(PG)
- バンガード米国トータル債券市場ETF(BND)
- JPモルガン・米国株式・プレミアム・インカムETF(JEPI)
- グローバルX NASDAQ100・カバード・コール ETF(QYLD)
また、今月は米国のQII制度に基づく税率調整による還付支払いがエイリスキャピタル(ARCC)とBNDからあり、こちらも配当収入としてありがたく頂戴しました。
経済状況と高配当株投資の強み
5月はトランプ政権の「Liberation Day関税」発動がマーケットの大きな話題となりました。世界180か国超への関税適用、中国には最大145%の関税という衝撃的な内容で、4月は相場が大きく下落する局面もありました。さらに、移民規制強化による人手不足や米中対立の再燃など、先行き不透明感も高まっています。
しかしそんな中でも、企業決算は全体として好調でした。AIブームを追い風にハイテク銘柄は絶好調、S&P500企業の利益成長率は予想を大きく上回りました。特にNVIDIAやアルファベット、Metaなどの大型IT株が強さを見せ、ナスダック指数は5月だけで約9.6%上昇するなどハイテク主導の相場となりました。
一方で、高配当株投資の良さはこうした相場の上げ下げに翻弄されにくいことにあります。
今月配当を受け取った銘柄を見ても、通信(AT&T、ベライゾン)、生活必需品(P&G、アルトリア)、金融(JPモルガン、JEPI)、インカムETF(QYLD、BND)など、いずれも安定した収益を生み続けてくれるビジネスモデルが中心です。
為替や相場の波を受けつつも、着実に入ってくる配当があるからこそ、長期投資におけるメンタルの安定にも繋がります。特に今のような政策リスクが高まる局面では、高配当株の「ぶれにくさ」「キャッシュフローの積み上げ力」が大きな武器になります。
短期的には関税戦争や景気後退懸念などで株価が乱高下する場面もあり得ますが、こうした局面でも配当は積み上がっていきます。これをコツコツ再投資しながら、配当というもう一つの収入源を太く育てていく──それが高配当株投資の醍醐味だと改めて感じた5月でした。
イベントに向けて配当金のストックを開始
8月にはリベ大の両学長が主催する「お金の勉強フェス2025」が予定されています。
普段は配当金を再投資に回していますが、使うタイミングとなれば現金として引き出すことにもためらいはありません。
実際に「リベ大フェス2023」の際も、イベントを楽しむための資金は配当金から捻出していました。

なお、前回は配当金で約6万円の資金を準備できました。
今回は、6月分と7月分の配当金をイベント用資金として積み立て、思いきりイベントを楽しんでこようと思います。
一体いくらになるのか、今から楽しみです。
今回のところはこの辺で。
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