暑さが本格化する7月、マーケットも少し熱を帯びてきました。
配当投資家にとっては、季節に関係なく着実に入ってくるインカム収入こそが、心のオアシスかもしれません。
今回は、そんな7月の配当金実績を振り返っていきます。
2025年7月の配当金実績
7月の配当金は以下の通りでした。
項目 | 金額 |
---|---|
受取額(税引前) | 567.42ドル(81,607円) |
外国税控除後 | 72,957円 |
国内税控除後(実質手取り) | 58,135円 |
同月の過去実績は以下のとおりです。
暦年 | 配当金 | 前年比 |
2025年 | 567.42ドル | -84.1 |
2024年 | 651.52ドル | +229.97 |
2023年 | 421.55ドル | +124.52 |
2022年 | 297.03ドル | +67.21 |
2021年 | 229.82ドル | – |
前年よりやや減っているのは、2024年7月に配当があったロッキード・マーティン(LMT)からの配当が、今年は6月にずれたためです。実力としての減配ではなく、タイミングの問題といえるでしょう。
7月に配当金を受け取った銘柄
- コカ・コーラ
- エイリスキャピタル
- メルク
- アルトリア・グループ
- 台湾セミコンダクター
- バンガード米国増配株式ETF(VIG)
- バンガード米国トータル債券市場ETF(BND)
- グローバルX NASDAQ100・カバード・コール ETF(QYLD)
- JPモルガン・米国株式・プレミアム・インカムETF(JEPI)

このように、個別株とETFのバランスを取りつつ、安定配当+高利回りという形で構成しています。
金利とインフレが揺さぶる夏、配当投資はどう動く?
この7月~8月は、米国のインフレ再加速やFRBの利下げ見送り、そして日本の長期金利上昇など、マーケット全体が不安定な時期となりました。
とくに米国ではCPI(消費者物価指数)がやや上振れし、金利の高止まりが続くとの見方から、金利敏感株にとっては逆風となる場面もありました。
そんななかでも、私のような長期のインカム重視投資家にとっては、株価の上下に一喜一憂する必要はほとんどありません。
なぜなら、保有株から「現金収入(配当)」が定期的に得られるという安心感があるからです。
例えば今月配当をくれた企業の多くは、数十年にわたる連続増配実績を持っており、市場環境にかかわらず利益の一部を株主に還元してきました。
- コカ・コーラ:63年連続増配
- アルトリア:50年近い配当維持実績
- VIG:連続増配株のETFとして構成される
さらに、JEPIやQYLDといった高配当ETFも、株価変動に強く、毎月の配当という面ではとても心強い存在です。

ただし、JEPIやQYLDは少々癖があるので、ポートフォリオの主力として使うのはあまりおススメしません。
高配当株投資を始めたばかりの人にとって、最初のうちは「こんなに少ししか配当もらえないの?」と感じるかもしれません。
でも、月々数千円でも、毎月もらい続けて再投資をすることで、いつの間にか“自動でお金が入ってくる仕組み”が大きく育っていくのです。
私自身、数年前は数千円程度の配当でしたが、今では数万円単位のインカムを得られるようになってきました。
これは「株価が上がったから」ではなく、配当が積み重なってきたからです。
焦らず、コツコツ。
この夏も、そんな配当の力を改めて感じる月でした。
配当金ストックの答え合わせ
さて、今月開催される「お金の勉強フェス2025」に向けて、6月と7月の米国株配当は使わず積み立て、イベント直前の今月に引き出す計画を立てていました。
その結果、6月と7月を合計すると 1,238.52ドル(178,071円) の収入となり、国内税まで控除した手取りは 127,320円 となりました。
つまり、約13万円の軍資金を確保できたことになります。

ちなみに、この期間に受け取った日本株の配当も加えれば、さらに約10万円上乗せできますが、今回はあくまで米国株分だけにとどめました。
なお、前回の「リベ大フェス2023」でも配当金を活用しましたが、そのときは約6万円の資金確保でした。今回はその倍以上を準備できたことになり、積み上げの力を改めて実感しています。
しっかり蓄えたこの配当金を活かして、イベントも存分に楽しんでこようと思います。
今回のところはこの辺で。
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