9月は、夏の終わりとともに市場にも一息つきたいムードが漂う時期でした。
それでも、イスラエル情勢やウクライナ戦線の緊張、そして日本の総裁選など、世界情勢は落ち着く気配を見せません。
そんな中でも、淡々と配当が積み上がっていくのを見ると、「投資を続けてきてよかった」と感じる瞬間があります。
9月といえば主要なETFからの配当が来る月でもあり、その分配当は多めに入ってくる月でもあります。さっそく実績を見ていきましょう。
2025年9月の配当金実績
9月の受取配当金は 685.7ドル(100,934円) でした。
外国税を控除後は 90,849円、国内税を控除後の最終受取額は 72,393円 です。
過去同月の実績は下表のとおりです。
| 暦年 | 配当金 | 前年比 |
| 2025年 | 685.7ドル | +105.22 |
| 2024年 | 580.48ドル | +1.91 |
| 2023年 | 578.57ドル | -17.47 |
| 2022年 | 596.04ドル | +180.2 |
| 2021年 | 415.84ドル | - |
9月の配当金銘柄
9月は高配当ETFに加え、ディフェンシブ銘柄からも多くの入金がありました。
- VISA
- ジョンソンエンドジョンソン
- マイクロソフト
- エクソンモービル
- ハンティントン・インガルス・インダストリーズ
- スリーエム
- SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF(SPYD)
- バンガード米国高配当株式ETF(VYM)
- ロッキードマーティン
- バンガード米国トータル債券市場ETF(BND)
- グローバルX NASDAQ100・カバード・コール ETF(QYLD)
- JPモルガン・米国株式・プレミアム・インカムETF(JEPI)
VYMはNISAの成長投資枠で購入を続けており、配当金額を着実に増やしてくれています。
不安定な世界でも「配当」は裏切らない
2025年9月は、世界的に“揺らぎ”の多い月でした。
イスラエル情勢の緊迫化、ウクライナ戦線の長期化に加え、アメリカでは依然としてインフレ圧力が残る一方で、FRBは年内利下げのタイミングを慎重に見極めています。
一方、日本では総裁選を経て政権の方針転換が意識され、市場も一時的に円安・株高の流れとなりました。
それでも、高配当株投資の強み はこのような局面でこそ発揮されます。
値動きに一喜一憂せずとも、企業の利益還元の果実として「現金」が定期的に入ってくる安心感。
特に、防衛・エネルギー・ヘルスケア・金融といった配当支払いの安定したセクターは、地政学リスクが高まるほど市場の中で相対的に強くなります。
- 米国株では ロッキード・マーティンやエクソンモービルといったディフェンシブ銘柄が堅調。
- 日本株では 金融やインフラ関連が金利上昇局面で恩恵を受けやすい状況に。
不透明な時代だからこそ、「配当」という確実なリターンは投資家にとって最大の防波堤です。
次月も淡々と、積み上げていきます。
今回のところはこの辺で。



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