2025年11月は、日米ともに経済・政治の動きが慌ただしい月となりました。アメリカではトランプ大統領による対中政策の転換と利下げ観測が市場の関心を集め、日本では高市総理の防衛発言が中国との外交関係に波紋を広げました。また、米金利のピークアウトと日本の金利上昇が同時に進行し、為替や株式市場にもじわりと影響を与えています。
そんな中でも、日々のニュースに一喜一憂せず、いつもどおりコツコツと受け取った配当金。
それでは、11月の配当金実績を確認していきましょう。
11月の配当金実績
今月の配当金実績は以下のとおりです。
- 受取配当金(税引前):335.09ドル(日本円換算:51,308円)
- 外国税引後:46,183円
- 国内税引後(最終受取額):36,801円
同月の過去実績は以下のとおりです。
| 暦年 | 配当金 | 前年比 |
| 2025年 | 335.09ドル | -27.27 |
| 2024年 | 362.36ドル | +4.86 |
| 2023年 | 357.50ドル | +110.41 |
| 2022年 | 247.09ドル | +11.51 |
| 2021年 | 235.58ドル | - |
今月の配当金は前年同月より約27ドル少ない結果となりました。主な要因はQYLDの配当が支払月ずれで11月に含まれなかったことです。

QYLDの配当時期がズレるのはよくあることなので、特に気にするものではありませんね。
11月の配当銘柄
今月は以下の銘柄から配当を受け取りました。
- JPモルガン・チェース
- AT&T
- ベライゾンコミュニケーションズ
- アップル
- プロクター・アンド・ギャンブル
- バンガード米国トータル債券市場ETF(BND)
- JPモルガン・米国株式・プレミアム・インカムETF(JEPI)
通信株やJEPIなど高配当系ETFが安定収入の中核を担ってくれました。
揺れる世界と高配当株投資の意味
2025年11月は、米中の一時休戦合意(レアアース規制1年延期と関税一部緩和)や、日本での防衛発言をめぐる日中対立など、地政学リスクが一段と意識された月でした。市場では金利の天井感も強まり、米国では12月の利下げが意識され、日本では逆に長期金利が17年ぶり高水準に達するなど、米日で真逆の金利局面が進行しています。
こうした不安定な局面では、「ブレない資産」として高配当株の存在感が増します。株価の上下に一喜一憂せず、定期的に収益を受け取れることは精神的にも大きな強みです。
また、今月配当をくれたAT&T、ベライゾン、JEPIなどは、安定した収益構造と高い配当利回りを両立しており、ボラティリティの高い相場でも支柱となってくれます。
今後も、日本株と米国株の保有バランスをとって、通貨と経済構造の違いを活かしつつ、インカムと成長性を兼ね備えたポートフォリオ構築を目指していきます。
今回のところはこの辺で。


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