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FP3級試験奮闘記その2 -受験から合格まで-

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お金の話

前回からの続きです。

いつ受けよう?

FPの試験日は、基本的には1月、9月、5月頃に行われます。

注意すべきなのは、申込期間がおおよそ試験日の2カ月前~1か月前までとなっていることです。

試験1か月前には既に受付が終わってしまいますので、早めに受験日の決定と、申し込み手続きをするようにしましょう。

私は当初、5月の試験を受けようと、1月頃に考えておりました。

どこで受けよう?どっちで受けよう?

FP3級の試験を受けることに決め、受験申し込みについても調べてみました。

FP3級の試験を受けるためには、「日本FP協会」か「金融財政事情研究会(きんざい)」と2つある団体の、どちらかで申し込みをする必要があります。

どっちで受験したらいいのだろうと、私も悩みました。

FPの試験は、「学科試験」と「実技試験」に分かれてます。ただし、実技試験と言っても、学科試験同様のマークシートによる回答方式であり、学科試験が解ければそこまで警戒する必要はありません。

二つの団体の違いとして、「実技試験の科目が違う」ということがあります。

FP協会 きんざい
資産設計提案業務 個人資産相談業務
保険顧客資産相談業務

きんざいの保険資産相談業務は、より保険に特化した問題が出てきます。幅広く勉強するのであれば、「資産設計提案業務」か「個人資産相談業務」で受けるのがいいでしょう。

その他の違いとして、団体によって受験会場が異なります。

では最終的に、結局どちらの団体で受ければいいのか?という疑問ですが、私の結論は「試験内容的にはどっちでもいい」に落ち着きました。

難易度については諸説ありますが、十分に勉強をして臨むのであれば、大きな差はありません。

また、どちらで受けても取得する資格は同じです。

私の場合、最終的には「受験会場が近い」という理由できんざい(個人資産相談業務)を選択しました。

いざ、勉強の始まり。

受験を申し込み、後は勉強あるのみです。

私は、前回書いた「みんなが欲しかった!FPの教科書」を主軸に勉強することにしました。なお、勉強を始めた当初は「FP3級ドットコム」の存在を知らなかったので、問題集も併用してました。

勉強しているうちに、やはり知らなかったことというものは色々出てきます。

  • FPの資格だけでは税務等具体的な業務はできない分野がある。
  • 健康保険と言っても、複数種類があり、サポート内容が少し違う。
  • 預金、証券等には保護制度がある。
  • 所得には10種類ある。
  • 医療費は一定以上になると所得控除が使える。
  • 建物を建てる土地は、道路に接している必要がある。
  • 配偶者が相続で取得した財産は、1億6千万円か、法定相続分までは非課税。

上に書いたのはほんの一部です。

知っている人からすれば当たり前かもしれませんが、私はこういった知識がありませんでしたので、かなり新鮮でした。

確かに勉強の範囲は広く、長く感じることはありましたが、実用的な知識が入ってくるということもあって苦痛ではありませんでした。

いよいよ試験日、のはずが・・・

当初、2020年5月の試験を受けるべく、勉強しておりましたが、当時は新型コロナウィルスにより、世間はパニック状態となっておりました。

FPの試験に関しても、試験のちょっと前になり、やむなく中止の連絡。

ジョンどう
ジョンどう

まあ、このご時世じゃ仕方がないのかなぁ。

次の試験までに状況が良くなってくれればいいのだけど。

というわけで、目前に控えた試験が潰れてしまったので、少し休息しつつ、復習をメインに、ペースを落として勉強することにしました。次の試験は9月です。

しかし、中々ことはうまく運んでくれません。

偉い人
偉い人

ジョンどう、この期間で出張に行ってくれ。

あと、これとこの業務をやって、〇〇に任せてるこの業務をだな・・・

試験日が近づくにつれて、増え始める業務。ちょっと勉強の手が止まることも増えてきて・・・

偉い人
偉い人

ああ、ジョンどうはこの期間でまた出張に行ってくれ。

なんと、数か月前から空けるよう調整していた試験日まで業務が降ってきてしまいました。

ジョンどう
ジョンどう

えっ、そこは以前から空けるようお願いしていたはず・・・

偉い人
偉い人

この人がいない時に何を言うのか!

これは業務命令だぞ、個人の都合を優先するのか!

ジョンどう
ジョンどう

・・・だから何カ月も前から調整してたじゃないか。

そんなことやってるから人がいなくなるんだぞ

というわけで、9月の試験も仕事の都合で泣く泣くキャンセルとなり、今度は1月の試験に向けて勉強です。モチベーションの維持がなかなか大変になってきました。

なお、11月には日商簿記3級の試験があるという事を知り、この頃から試験勉強も始めてたりもします。

簿記3級の受験記についてはこちらに書いてます。

今度は、更に念押しして試験日を開けてもらうようにしました。

試験リベンジ

そして1月。最初に資格を取ることを決意してはや1年、やっとの思いで受験です。受験が延びに延びたおかげで、勉強時間は十分に確保できました。

1月にかけては新型コロナの感染者が増加している時期であり、試験への影響も考えましたが、今回は実施するようです。

いざ、試験会場へ。

ジョンどう
ジョンどう

保険営業に関わる資格だからか、綺麗な人が多いなぁ・・・

じゃなくて、知識の確認をだな・・・

試験会場では、開始時間までは手持ちのタブレット端末を使い、「FP3級ドットコム」の過去問道場をひたすら解き続けました。

そして試験開始です。1年も勉強をつづけたので、すらすらと回答を進めていくことができました。

そして試験が終わり、帰って自己採点です。解答速報自体は、試験日の夕方には出されます。

マーク式なので、自分がどう回答したかを問題冊子(持ち帰れます)に書き込んでおけば、すぐに確認ができます。

自己採点をしてみると、「試験中はこれが正しいと思って選び、見直ししても変えなかった選択肢」が全然違ったりすることもありました。後から考えれば、「なんでこの選択したんだろう」とか思えるのですが、試験時間中にはえてして気づかないものです。

自己採点の結果は、学科試験53/60実技試験46/50でした。合格基準は60%以上なので、まず合格圏内でしょう。

ジョンどう
ジョンどう

とはいえ、解答欄がずれてたとか、実は違うところにマークしてたとか、そういう謎のミスもありえなくはないので、通知が来るまで慢心はできないのです・・・

そして受験から約一月あとの合格発表。一足先に成績通知が郵送されてきました。

その結果は自己採点と同様、学科53/60点、実技46/50点で、無事合格することができました。

合格証書

もちろん、これを取っただけで何かができるようなものではありませんが、それでも合格できたという事は、うれしいものでした。

勉強のモチベーションアップの一環で資格試験を受けるというのは、やはり有効だと思います。

お金の勉強に興味を持った方にとって、FP3級の資格試験はちょうどいい教材になってくれます。是非とも受けてみましょう。

これを読んだ方のモチベーションアップになればと思います。

今回の所はこの辺で。

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