私が影響を受けた人、2人目を紹介します。
それは、元・株式会社div代表、マコなり社長です。
マコなり社長 元・株式会社div代表

彼は大学時代に起業し、プログラミングスクール「テックキャンプ」を立ち上げ、後に「UNCOMMON」といったビジネス教育サービスも展開しました。
そして2023年1月、同年3月末をもってdivの社長を退任することを発表。現在は「心からやりたいことをやる人生を生きる」として、個人の発信や新たな挑戦に取り組んでいるようです。
そんな彼の言葉が、私の心に深く突き刺さったある出来事がありました。
マコなり社長との出会い
ある日、職場の同僚から結婚式の招待がありました。
もちろん、お祝い事そのものは素敵なことだと思っています。ただ、今回は違いました。
- 特に親しいわけではない同僚
- 式場は実家からも職場からも遠方
- 時期は貴重な大型連休のど真ん中

結婚式かぁ、御祝い事は喜ばしいけど、今回は会場も遠くて、連休が潰れてしまうなぁ、ご祝儀代とかで財布にも結構なダメージあるし…
正直なところ、参加にはあまり気が進みませんでした。が、周囲は「参加が当然」という空気。

おいおいジョンどぅ、同僚なんだから、こういうのには参加するのが”よしみ”ってもんだろう!

ゴメン、ここしか日程取れなくてさ。
宿は押さえてるから、式までゆっくりしててよ。

・・・まあ、宿も押さえてくれてるみたいだし、旅行のつもりで行きますか
ということで、渋々ながら参加を決めました。
そして式前日、長い道のりを経て会場付近のホテルに到着。チェックインをしてみたら

お一人様の予約ですね。○○円頂戴致します。

・・・ぱーでぅん?
「宿を押さえておく(代金まで払ったとは言ってない)」でした。ここでさらなる予想外の出費。
式の前日から既にゲンナリしていました。
そんなテンションのまま、私は式前日にホテルに着き、ひとまずYouTubeを開いてゴロゴロ。
そこでふと目に入ったのが、「結婚式は行かなくていい」という、刺激的なタイトルの動画。
モヤモヤとしていた私としては、このサムネには強烈に吸い込まれてしまいました。
これが、マコなり社長との出会いでした。動画の内容の詳しくは直接見ていただければと思います。
※近いうちに挙式を考えている方、最近挙式した方は見ない方がいいかもしれません。気分を害する可能性があります。
“常識人間”との戦い
動画の前半では、結婚式の「形式的すぎる進行」「ご祝儀のプレッシャー」などに対して、マコなり社長がユーモアたっぷりに語っており、思わず笑ってしまいました。
でも、ぐっと引き込まれたのは後半──こんな言葉があったのです。
自分の中の常識人間と戦うべき時は、もう1つです。
周りの目を気にして自分の心に嘘をついている時です。常識人間に負けて、心に嘘をつけばつくほど人生はつまらなくなります。
常識人間と戦いましょうよ!
もう自分に嘘をつくのはやめましょう。
やりたいことはやりたいと言いましょう。
やりたくないことはやりたくないと言いましょう。そうやって勇気を出せば出すほど、人生の好循環は始まります。
https://www.youtube.com/watch?v=dzHxNeVC4Vg マコなり社長「結婚式は行かなくていい」(11:56頃~)
この一連の言葉を聞いて、「あ、これ、自分のことだ」と思わず背筋が伸びました。
あの日、私は「行きたくない」と思っていたのに、
- 同僚だから
- みんな行くから
- 宿も取ってくれてるから
──そんな“外側の理由”ばかりを気にして決断していました。
自分の心の声を押し殺して、「まあ、行っとくか」と自動的に動いていたんです。
でも、心のどこかでずっとモヤモヤしていた。
その“理由のない不快感”に、マコなり社長の言葉が見事に名前をつけてくれたんです。
常識人間に負けて、心に嘘をつくほど人生はつまらなくなる。
これは、まさにあのときの自分へのメッセージでした。
社会で生きていると、「みんなと同じ」が正解だと思わされる瞬間が山ほどあります。
でも、どんなに周囲が納得していようと、自分の心が納得していなければ、その選択は“本当の自分”から遠ざかっていく。
勇気を出すって簡単じゃないし、空気を読むのをやめるのは怖い。
でも、「自分にウソをつかないこと」が、人生を前に進める第一歩になる。
そんな当たり前のことを、私はこの動画でようやく言語化されたように感じたのです。
その後は、ホテルでマコなり社長の動画を色々とみて過ごしました。チェックイン時に感じていた鬱屈としたものは、この時点でどこかに行っていたような気がします。
もちろん、動画を観たからといって急にドタキャンはできませんでしたが、その後の挙式では“違う目線”で物事を見られるようになっていました。
とはいえ、交通費・宿泊費・ご祝儀などで合計10万円超えの出費。
引き出物の、巨大なツーショット入り食器は未だに使い道がわからず、棚の奥で眠っています。
「学び」は“空気”から抜け出す鍵
この出来事をきっかけに、私は「学ぶこと」に前向きになりました。
マコなり社長が紹介していた『自分の中に毒を持て(岡本太郎)』を手に取り、そこからはビジネス本、自己啓発、心理学、投資など、幅広いジャンルを読むように。
読書は、自分の頭で考える力を育ててくれます。
社会の空気や“みんなこうしてる”という同調圧力から、少しずつ距離を取れるようになる。
誰かの言葉に流される前に、「自分はどう感じているのか?」と立ち止まれるようになったんです。
学ぶことに遅すぎるなんてありません。
学生時代が終わったって、人生はいつだって“学び直せる”のです。
▼「勉強が嫌いだった自分」に向けて書いた記事もあります
最後に
あのとき動画で背中を押してくれたマコなり社長の言葉は、今でも私の中に残っています。
「もう、自分にウソをつくのはやめよう」
これを読んでくださっているあなたも、もし“モヤモヤ”があるなら、自分の気持ちに一度向き合ってみてください。
そして、もし可能なら学びの扉を少しだけ開けてみてください。
その先に、自分らしい人生のヒントが隠れているかもしれません。
今回のところはこの辺で。
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