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「当たり前」な大人とは? その2

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雑記

前回の続きです。

いいパートナー?いい家庭?

不肖ジョンどぅ、それなりの年齢になりましたが、今も独身で我が道を歩いています。

正直に言うと、かつては結婚を真剣に考えた相手がいました。
この人となら、と思えた時間が、たしかにありました。

けれど、その未来は、突然あっけなく崩れ去りました。
それ以来、心のどこかに小さな棘のような痛みを抱えたまま、
人を深く信じることに、どこか臆病になった気がしています。

そんな自分をよそに、周りでは当然のように結婚していく人たちがいます。

ごく自然に、アッサリと相手を見つけ、
流れるように結婚へ進んでいった人たちもいれば──

マッチングアプリや結婚相談所を使い、
時には挫折しながら、それでも努力を重ねて、
ようやくパートナーを見つけた人たちもいます。

みんな、それぞれに歩んできた道が違う。
でも、いずれにしても、「家庭を持つ」という結果を手にしている。

──そんな姿を見せられるたびに、
心のどこかでモヤモヤとしたものが膨らんでいく自分がいるのです。

???
???

えっ、その歳で独身!?魔法とか使えたりするの?ww

誤解のないように言っておきますが、異性経験が皆無というわけではありません。
一時は「理想のパートナーに出会えた」と有頂天になった時期も、たしかにありました。
……まあ、その後の転落は、想像以上に急だったわけですが。

今や同級生たちは、結婚して、子どもを持ち、家庭を築く──そんな”普通”を当たり前のように手にしています。
というか、もう、そういう年齢なのです。

けれど、そんな彼らの中にも、
離婚して養育費を払い続けている人、
突然パートナーに去られてしまった人──
そんな現実を抱えている人も、決して少なくありません。

ジョンどう
ジョンどう

大人になったら“幸せな家庭”を築くのが当たり前だと思っていたけど、
現実は、こんなにも複雑で、時に痛々しいものだったんだな……

統計から見る結婚の現実

2019年の厚生労働省の調査によると、婚姻件数は約60万件。対して離婚件数は約21万件──つまり、件数ベースでは3組に1組が離婚している計算になります。
(もちろん、今年結婚したカップルの1/3が即離婚するという話ではありません。)

また、婚姻件数そのものも減少傾向。ピークだった1972年(約110万件)から、右肩下がりが続いています。

なぜ結婚離れが進んだのか

では、なぜ今、結婚する人が減っているのでしょうか?
理由をいくつか挙げてみます。

お見合い文化の衰退──「仲人役」がいなくなった

かつては、親や親戚、近所の世話好きな年配者が「仲人役」となり、縁談をまとめていました。
本人たちも、ある程度年齢を重ねたら「結婚するのが自然」という共通認識を持っていたため、紹介された相手と結婚する流れに乗ることができたのです。

しかし現代では、「恋愛は自力で」という考えが一般化しました。
紹介文化そのものが縮小し、仲人役も消え、結果として「誰にもサポートされないまま自分で良い相手を探す」というハードルが上がってしまいました。

男性
男性

〇〇さん、その…ご趣味は何でしょう?

女性
女性

はい、ピアノを少々…

──こんな形式ばったお見合い会話は、もはやドラマや漫画の中でしか見かけないかもしれませんね。

女性の社会進出と価値観の変化──「結婚=人生のゴール」じゃない

昭和時代までは、女性が経済的に自立するのが難しかったため、結婚は“生活の手段”でもありました。

しかし今や、女性が一人でキャリアを築き、経済的にも精神的にも自立するのは珍しくありません。
むしろ「結婚してキャリアを制限されるくらいなら、独身で好きな仕事を続けたい」という選択肢をとる人も増えています。

社会全体の価値観も、「結婚して一人前」ではなく「自分らしく生きて一人前」へとシフト。
その変化が、結婚離れを加速させています。

テクノロジーの進化──「一人でも快適に生きられる」

一昔前なら、家事を分担するために結婚する意味が大きかったのですが、
今や家電とサービスの発達で、その必要性は大きく薄れました。

  • ロボット掃除機が床をきれいにしてくれる
  • 食洗機が皿洗いを肩代わりしてくれる
  • ウーバーイーツで食事も簡単に調達できる
  • 家事代行サービスがプロの掃除をしてくれる

──「結婚=生活のため」ではなくなったのです。
「一人でも快適に生きられる」 という選択肢が現実のものになったことが、結婚への必然性をさらに下げています。

貧困化と経済的不安──「結婚したくても余裕がない」

結婚生活には、当然ながらお金がかかります。
結婚式、引越し、新生活費用、将来の教育資金……。

しかし現実には、日本人の平均給与(実質)はこの30年ほとんど伸びていません。
その一方で、消費税や社会保険料は増え、物価も上がっています。
収入は変わらないのに、支出ばかりが増えていく──そんな状況です。

ジョンどぅ
ジョンどぅ

うわっ、私の年収、低すぎ?

──笑い話にできないくらい、若い世代を中心に経済的な余裕が奪われています。
「結婚したいけど、金銭的に難しい」という人は、想像以上に多いのです。

自由志向・個人主義の高まり──「誰かと一緒にいること」への慎重さ

もうひとつ、現代ならではの大きな要因として、

「自由志向・個人主義の高まり」

も挙げられます。

SNSやメディアの発展によって、「自分らしく生きる」という価値観が広く浸透しました。
その結果、「自分の時間」「自分のペース」「自分の価値観」を何よりも大切にする人が増えたのです。

誰かと一緒に生活すれば、どうしても妥協や我慢が必要になります。
それを「心地よい」と思えれば結婚生活はうまくいくのでしょうが、
「自由を失いたくない」と考える人にとっては、結婚がリスクや負担に映ってしまうのです。

結婚そのものが「幸せのゴール」ではなくなり、
「本当に自分に合う相手じゃないなら、無理して結婚する必要はない」
という考えが普通になりつつあります。

結婚離れは「悪いこと」じゃない

こうして見ると、結婚離れは単なる「わがまま」や「さみしい現象」ではなく、
社会の進化や価値観の多様化による、ある種の必然とも言えます。

もちろん、結婚することで得られる幸せもあります。
でも、それは「結婚したから幸せになれる」わけではなく、
「自分にとって必要な人と出会えたから幸せになれる」 ということなのです。

だから、焦る必要も、自分を責める必要も、誰かと比べて落ち込む必要もない。
「結婚」という形だけにとらわれず、自分の人生に誇りを持っていいのだと思います。

結婚の価値は変わったのか?

こうして振り返ると、
かつて「結婚は人生の前提」とされていた時代と、今とでは、状況が大きく変わっていることがわかります。

昔は──
結婚することが生活の安定や社会的信用に直結していました。
「結婚して家庭を持つこと=一人前の大人」という価値観が、疑いようもなく当たり前だったのです。

しかし今は、そうではありません。

  • 経済的にも精神的にも、自立して生きる道が開かれた
  • 誰かと一緒に暮らさなくても、社会的に不利にならない
  • 自分の人生をどうデザインするかは、個人に委ねられている

結婚は「する/しない」が問題なのではなく、「どう生きたいか」の選択肢のひとつになったのだと思います。

では、そんな中で「結婚の価値」とは何でしょうか。

  1. 好きな人と人生を共にすること
  2. 心の支えを得ること、誰かを支えること
  3. 自分たちの血や想いを未来に繋ぐこと
  4. 経済的・精神的な協力によって、より豊かに生きること

──こういったものに、本当の意味で価値を感じられるなら、結婚は素晴らしい選択肢になり得るでしょう。

逆に、誰かに合わせることで自分をすり減らしてしまったり、
「みんながしているから」という理由だけで結婚を選んだりする必要は、もうないのだと思います。

誰かと比較して、自分の価値を測る時代は終わった。
大事なのは、自分自身がどう生きたいか。
結婚も、独身も、その一つの表現でしかありません。す。

???
???

なんか理屈っぽくまとめたけどさ、それって結局、自分が結婚できてない言い訳じゃないの?w

ジョンどう
ジョンどう

・・・お気づきになりましたか

まあ、望み薄とはいえ、いいめぐり逢いがあれば考え方も変わるのかもしれません。

続きはこちらへ。

今回の所はこの辺で。

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