PR

簿記3級奮闘記 ―簿記の概要について―

*本サイトはアフィリエイト広告を利用しています。
お会計 スキルの話

過去にFP3級の受験に関して記事を書きました。

お金の勉強を始めてからというもの、自分の中の知識欲はとどまるところを知らず、またその活用についても色々と考えることになりました。

株取引デビュー

そうして、お金の運用の一環で株取引に手を出すのに、さほど時間はかかりませんでした。

しかし、勿論当時はそんなに知識があるわけでもなく、銘柄を選ぶ基準も「何となく良さそうだから」とか「SNSで話題になっているから」といった、主体性のない理由でした。勿論、その成績は推して図るべし。

現物取引なので致命傷になることはありませんでしたが、やはり始めたてのころは数万円の含み損でも悔しいものでした。

開始当初は失敗続きでしたが、それでもいい経験だったとは思います。

勉強と実践

そこからはまず、色んな本を読んで勉強をしながら、少額で試験的に様々なスタイルにチャレンジすることにしました。具体的には下に述べるものです。

  • デイ〜スイングトレード
    • テクニカル分析
    • ファンダメンタルズ分析
  • 成長株投資
  • インデックス投資
  • 高配当株投資

最終的に、現在では投資信託を用いたインデックス投資+高配当株投資を主軸に、余力の一部を使って成長株投資という形に落ち着きました。投資法については別記事で書こうと思います。

わからぬ用語と簿記

投資法の次は銘柄選定です。業績の良い企業に投資をするのをセオリーにすると言っても、そもそも貸借対照表や損益計算書がどういうものなのかもまだ理解できておらず、また勉強の必要性を感じました。

そこで、投資に目覚めた頃から見始めていた両学長の動画の中で、簿記の話が出ていたことを思い出し、簿記について調べてみることにしたのです。

簿記といっても日商簿記や全商簿記と種類があり、級も1〜4級と様々にあるものです。一般社会人として基礎を身につけられる簿記の資格という面で考えた結果、私はまず日商簿記3級を受けてみることに決めました。

日商簿記3級のメリット

日商簿記は全国の商工会議所が主催している民間資格で、3級はその中でも商業簿記と簿記論の基礎部分が出題されます。民間資格とは言っても、知名度は非常に高いです。3級は基礎的なレベルとはいえ、メリットは結構あります。

複式簿記の基礎が学べる

簿記には単式簿記と複式簿記があります。

単式簿記というのは、簡単に言えばお小遣い帳のように一部の項目の出入りのみを記帳する方式です。厳格なルールはありませんが、記載事項に対する誤り訂正機能や計算結果の検証機能はありません。

複式簿記は、企業が決算書類を作成するにあたって、国際的に定められた法式にのっとって記帳する方式です。ルールにのっとって記帳することで、正確な記録をすることができます。精度が高い分、記帳のために専門知識が必要になります。それが簿記の知識です。

個人事業主の青色申告の知識が身につく

仮にあなたが個人事業を興すとなった際、会計報告の方式には白色申告と青色申告の2つが選択できます。

青色申告を選択すると、複式簿記にのっとって作成した財務諸表を添付する必要がありますが、事業所得に対し、最大65万円の所得控除と、損益通算ができるようになります。

(2022/10/17追記:税制改正により、青色申告できる範囲が変更となりました。副業で300万円以下の収入のものは雑所得で計算されるため、損益通算の対象にはならないようです)

ここで財務諸表を作成するにあたっては、簿記の知識が必要になります。面倒ならば税理士さんに依頼してしまうのも手ですが、当然その分お金はかかります。また、税理士さんの作成した書類の内容を理解するうえでは、やはり知識は必要になります。

財務諸表に書いてあることがある程度わかる

財務諸表は、企業であれば必ず作ることになります。そして、規模の大きな企業であれば、定期的に財務内容の公表をしなくてはなりません。

そして、公表された財務諸表は、その企業の業績を表してます。過去の財務諸表と比べれば、その企業が成長しているのか、衰退しているのか、横ばいなのかを知ることができます。

また、項目を見ることで、例えばその企業が従業員にどのくらいの給料を出しているのかをある程度予測することも可能になるのです。

ジョンどう
ジョンどう

この企業、月収30万で募集をかけてましたね。近くにここで勤めている人がいないので実情がわかりませんが、財務諸表で見てみるとしましょうか。

えっと、給料が約2.4億円で、確か従業員が100人だから、平均値に均しても一人当たりの年収はおおよそ240万円、月額にすると20万円って感じですね。実際はある程度の上下を考えると、新入社員の場合はもっと少ない給料に…

もちろん、社会保険料や年功序列等の絡みもあるので、正確な算出は難しいかもしれませんが、それでもある程度の目安にはなってくれます。

上位資格へのベースになる

簿記2級等、上位資格の取得を考えたとき、そこでは簿記3級の知識があることはほぼ前提として話が進んでいきます。

しっかりと勉強をするのであればそれでも頑張れるかもしれませんが、やはり下積みのない状態で上位資格にチャレンジするのは中々大変です。

簿記3級は難易度的にも比較的取得がしやすく、上位資格のステップアップにはもってこいです。


次の記事では、実際に勉強をして、紆余曲折をへて合格するまでの道のりを書いていきたいと思います。

続きはコチラ

今回の所はこの辺で。

コメント

タイトルとURLをコピーしました