2026年4月の市場は、日米ともに株式市場が意外な強さを見せた一方で、その中身には少し偏りも感じられる月でした。
米国ではAI関連や大型テック株が相場をけん引し、日本でも日経平均は強い動きを見せました。ただし、相場全体が一様に上がったというよりは、一部のテーマや大型株に資金が集まりやすい展開だったように思います。
また、FRBと日銀はいずれも政策金利を据え置いた一方で、中東情勢を背景とした原油価格や為替、金利の動きも意識されました。特に円ベースで米国株・米国ETFから配当を受け取る投資家にとっては、為替の動きが実感値に影響しやすい月でもありました。
株価が大きく動く月ほど、値上がり益とは別に、淡々と入ってくる配当金の存在を改めて意識することになります。
2026年4月の配当金実績
2026年4月の配当金実績は、445.67ドルでした。
日本円に換算すると、70,691円です。
ここから外国税を控除すると62,977円、さらに国内税を控除すると、最終的な手取り額は50,183円となりました。
税引前では7万円を超えていますが、外国税と国内税を差し引くと、手取りでは約5万円となります。
配当金投資をしていると、どうしても税引前の金額に目が向きがちですが、実際に再投資や生活費の補助として使えるのは税引後の金額です。今回も、税金の影響を改めて実感する結果となりました。
同月の過去実績は以下のとおりです。
| 暦年 | 配当金 | 前年比 |
| 2026年 | 445.67ドル | -29.52 |
| 2025年 | 475.19ドル | +155.31 |
| 2024年 | 319.88ドル | +126.54 |
| 2023年 | 193.34ドル | +14.51 |
| 2022年 | 178.83ドル | – |
前年の2025年4月は475.19ドルだったため、今年は29.52ドルの減少となりました。割合にすると、前年同月比でおよそ6.2%減です。
減った原因は、昨年の4月はQYLDから配当を2回受け取っていたものが、今年は1回だけだったこととみています。

QYLDの配当は毎月1回が基本ですが、
ズレが発生することはよくあります。
2024年4月の319.88ドルと比べると、2026年4月は125.79ドル増加しています。2023年、2022年と比べても大きく上回っており、長い目で見れば配当金の受取額はしっかり積み上がってきていると感じます。
単月では前年を下回りましたが、配当金投資では支払月のズレや分配金単価の変動、保有銘柄の構成によって月ごとの金額はどうしてもブレます。
そのため、今回の結果は「前年より減った月」として見るだけでなく、数年前と比べたときに受取額の土台がどこまで上がっているかもあわせて見ておきたいところです。
2026年4月の配当銘柄
4月に配当を出してくれた銘柄は以下のとおりです。
- コカ・コーラ(KO)
- エイリス・キャピタル(ARCC)
- メルク(MRK)
- 台湾セミコンダクター(TSM)
- バンガード米国トータル債券市場ETF(BND)
- グローバルX NASDAQ100・カバード・コール ETF(QYLD)
- JPモルガン・米国株式・プレミアム・インカムETF(JEPI)
- バンガード米国増配株式ETF(VIG)
4月は、個別株・債券ETF・カバードコール系ETF・増配ETFが混在する月となりました。
コカ・コーラ(KO)やメルク(MRK)は、生活必需品・ヘルスケアという比較的ディフェンシブな性格を持つ銘柄です。相場全体が大きく動く局面でも、こうした銘柄から配当が入ることは、ポートフォリオの安定感につながります。
一方で、エイリス・キャピタル(ARCC)は高い配当利回りが魅力である反面、金利環境や信用リスクの影響も意識しておきたい銘柄です。高配当であるほど、配当の裏側にある事業環境やリスクも確認しておく必要があります。

残念ながらARCCは2026年現在、日本の証券会社では
購入できなくなっています。
台湾セミコンダクター(TSM)は、半導体関連という成長テーマに近い銘柄です。4月の市場ではAIや半導体関連が注目されやすい環境でしたが、配当金投資の観点では、成長性と配当の両面をどう見るかがポイントになります。
ETFでは、BND、QYLD、JEPI、VIGから配当・分配金を受け取りました。
BNDは債券ETFであり、株式とは異なる値動きを期待して保有している銘柄です。ただし、金利が高止まりする局面では債券価格への影響もあるため、配当・分配金だけでなく基準価額の動きも見ておきたいところです。
QYLDやJEPIは、毎月のインカムを得るうえで存在感のあるETFです。特に配当金実績を月ごとに記録していると、こうした毎月分配型のETFは受取額の底上げに貢献していることを実感しやすいです。
ただし、カバードコール系ETFは、株価上昇局面で上値が抑えられやすい特徴もあります。配当・分配金の高さだけでなく、トータルリターンの観点でも冷静に見ていく必要があります。
VIGは高配当というよりも、増配株ETFとしての性格が強い銘柄です。目先の利回りだけを追うのではなく、将来的な配当成長も意識するうえで、ポートフォリオの中ではバランスを取る役割を期待しています。
不安定な時こそ配当金投資
2026年4月の配当金は、前年同月比ではやや減少しました。
正直なところ、前年を下回ると少し物足りなさはあります。ただ、2024年以前と比較すれば受取額はしっかり増えており、配当金の土台そのものは以前より高くなっていると感じます。
配当金投資では、毎月きれいに右肩上がりになるわけではありません。銘柄ごとの支払タイミング、分配金単価、為替、税金など、単月の結果にはさまざまな要素が影響します。
だからこそ、1か月ごとの増減に一喜一憂しすぎず、数年単位で見たときに受取額が積み上がっているかを確認することが大切だと思っています。
4月は相場全体としては強い月でしたが、その一方で中東情勢、原油価格、為替、金利といった不安定要素も意識される月でした。こうした環境では、株価の上下だけでなく、保有しているだけで入ってくる配当金のありがたさを改めて感じます。
今回の手取り額は50,183円でした。
月5万円の手取り配当があると、家計の一部を補うこともできますし、再投資に回せば次の配当金を生む原資にもなります。
前年同月比では減少したものの、長期的には着実に前へ進んでいる。
そんなことを確認できた、2026年4月の配当金実績でした。
今回のところはこの辺で。


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