2026年5月は、米国でも日本でも株式市場全体としては強さが目立った一方で、その中身を見るとAI・半導体関連に資金が集まりやすい月だったように感じます。
米国ではS&P500やNASDAQが高値圏で推移し、日本でも日経平均が大きく上昇する場面がありました。ただし、相場全体がまんべんなく強かったというよりは、成長期待の大きい一部の分野が指数を押し上げていた印象です。
一方で、中東情勢を背景とした原油価格の動きや、日米の長期金利上昇、円安・燃料高への政策対応など、高配当株投資を考えるうえで無視しにくい材料も多い月でした。
こうした環境の中で、派手な値上がりを追うというより、配当収入を少しずつ積み上げていく投資の意味を改めて確認しながら、2026年5月の配当金実績を振り返っていきます。
2026年5月の配当金実績
2026年5月の配当金収入は、合計で484.25ドルでした。
円換算では76,267円となり、外国源泉徴収後の残りは68,647円、そこから国内税額を考慮した後の残りは54,701円となりました。
ドル建ての受取額は前年同月を下回りましたが、2024年以前と比べると高い水準は維持しています。
過去同月の配当金実績は、以下のとおりです。
| 暦年 | 配当金 | 前年比 |
| 2026年 | 484.25ドル | -18.80 |
| 2025年 | 503.05ドル | +39.45 |
| 2024年 | 463.60ドル | +63.07 |
| 2023年 | 400.53ドル | +148.07 |
| 2022年 | 252.46ドル | -17.27 |
| 2021年 | 269.73ドル | – |
2026年5月は、前年同月の503.05ドルから18.80ドルの減少となりました。割合では約3.7%の減少です。

去年はARCCとBNDから米国のQII制度に基づく税率調整による還付支払いが35ドル程度あったので、それが無い分減っているものとみています。
ただ、2025年5月は一部銘柄の入金タイミングもあり、同月としてはやや高めの水準でした。そのため、前年割れだけを見ると少し物足りなさはありますが、2024年5月の463.60ドルを上回っていることを考えると、配当収入の土台自体は引き続き積み上がっていると見ています。
また、円換算では76,267円となっており、為替水準の影響もあって、ドル建て以上にまとまった金額として感じられる月でもありました。

もっとも、円安は円換算の配当収入を押し上げる一方で、生活コストや輸入物価にも影響するため、単純に歓迎できるものではありません。
その意味では、5月は相場全体がAI・半導体関連に注目しやすい月であった一方、配当金についてはいつも通り淡々と入金が積み上がった月だったといえそうです。
2026年5月の配当金銘柄
2026年5月に配当金を受け取った銘柄は、以下のとおりです。
- アルトリア・グループ(MO)
- JPモルガン(JPM)
- AT&T(T)
- ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)
- アップル(AAPL)
- プロクター・アンド・ギャンブル(PG)
- バンガード米国トータル債券市場ETF(BND)
- JPモルガン・米国株式・プレミアム・インカムETF(JEPI)
- グローバルX NASDAQ100・カバード・コール ETF(QYLD)
5月は、金融、通信、生活必需品、債券ETF、カバードコール型ETFなど、比較的インカム色の強い銘柄からの入金が中心となりました。
全体として、2026年5月は大きな成長期待を背負う銘柄よりも、金融・通信・生活必需品・インカムETFといった、配当収入を意識しやすい銘柄からの入金が中心でした。
相場全体ではAI・半導体関連に注目が集まりやすい月でしたが、配当金の入金銘柄を見ると、派手さよりも継続的なインカムを意識した構成になっていると感じます。
派手さはなくても、着実に積み上がる配当収入
2026年5月は、米国株・日本株ともに株式市場全体としては強さが見られた月でした。
特にAI・半導体関連のような成長期待の大きい分野に注目が集まりやすく、高配当株は相場の主役というより、どちらかといえば少し地味な存在だったかもしれません。
ただ、配当金実績としては、今月も5万円を超える税引後の受取額となりました。
株価の値動きによる評価益は、その時々の相場環境によって大きく変わります。
一方で、配当金は実際に入金されるため、投資を続けている実感を得やすい収入でもあります。
もちろん、高配当株であっても株価下落や減配のリスクはあります。配当利回りの高さだけを見て投資すると、かえって損失が大きくなる可能性もあります。
それでも、複数の銘柄やETFから毎月少しずつ配当金を受け取れるようになると、資産形成に対する見え方は少し変わってきます。
一度に大きく資産を増やすような投資ではありませんが、時間をかけて保有銘柄を増やし、入金額を積み上げていくことで、日々の生活とは別のところに小さな収入源を作っていくことができます。
2026年5月も、前年同月比ではやや減少となりましたが、長い目で見れば配当収入の土台は少しずつ厚くなっていると感じます。
今後も相場の動きに一喜一憂しすぎず、リスク管理を意識しながら、配当収入の積み上げを続けていきたいと思います。
今回のところはこの辺で。


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